2019年上半期の10曲
2019年上半期の良かった10曲です。
一言で2019年マジで良曲が多すぎる。
突出した曲が何曲かあったのは事実だけども、実際10曲に絞るのは難しかった。
順番に意味はないです。
良かったら最後まで読んでね。
1.白日/ King Gnu
知らぬ間にMステに出てそれがきっかけかは知らないけどあれよあれよとトップアーティストになったKing Gnu。
正直メジャー路線とは言えない曲が多いのにここまで世間に浸透するとは思わなかったけど、同類に分類されるバンド(あえて名前は挙げないけど)が「凄いんやろうけどよくわからん」で終わって、コアなファンがワンマンでWWWに集結!みたいになりがちな中、King Gnuは「よくわらんけどマジで凄い」という風に突き破れたのが勝因なのかなと思う。
で、この曲は大罪を犯した人の感情を歌っているであろうにも関わらずなぜか小さな罪を犯した(嘘をついたとか)時に聞いても響いてくる歌詞、そんな歌詞を重すぎずとらえられるキャッチーなメロディー、どんどん移り変わる展開、そして井口の声すべての良さが前面に出たまさに「常田大輝は天才」としか言えない一曲。
出てすぐにダウンロードして、もはや何回聴いたか分からないし、確実に一生聴き続ける。
2.パラノーマルワンダーランド/ go!go!vanillas
初めて聞いた時、こんな気持ちいメロディありなのかよーってなった。
少し重めの歌詞もポジティブに聞かせるメロディの良さで、なんやかんやあるけど人間っていいよねと思える。
これなんだよ、バニラズの良さはの一言。
個人的にMVがよーわからんので音源だけでいったんストレートに聞いてほしい。
3.愛のままを/ カネコアヤノ
カネコアヤノが良いってことはよく耳にするし、昨年出たアルバム「祝祭」が良盤ってことは知ってたけど、声があるアニメキャラって言われてからそれにしか聞こえなくなってあまり聞いてなかった。
でも、車でラジオつけてたら流れてきたこの曲でそんなことはどうでもよくなった。
この曲の凄さを伝えたいと思うけども、あまりにもストレートで繊細な歌詞でどれだけ考えてもいい言葉が浮かばない。
一回聞いてもらったほうが早い!
こんな風な感情でいつも生きていたいなと思う。
ちなみにMVでは弾き語り、音源はバンドセットです。
4.黒い羊/ 欅坂46
初めて聞いた時はここまで来ましたかアイドルソングと何万回言われたかわからないぐらいのことしか感じなかったけど、聞けば聞くほど、歌詞を読めば読むほどこの曲の凄さがわかってきた。
次々に突き刺さってくる歌詞、一番と二番で違う曲の展開、まさに怒涛の5分間という感じ。
とりあえず一回歌詞を見ながら通して聴いてほしいなと思う。
凄すぎて自分の文章力で思うことを全部言葉にすることができないのが悲しいけど、
この曲の凄さをより引き立たせているのは二番のBメロで少し明るいメロディーで「人生の大半は思うようにはいかない」から続く少し開き直ったような展開からの「No No No No 全部僕のせいだ」。そして、二番サビ後の「La La La」(こんな意味のあるラララあるか?)。
ラストサビは言わずもがな。
もはやアイドルに区分されてしまっているが為に嫌厭する人がいるであろうことが壁になってしまっているなと思う。
今年の紅白でこれを歌うか、今後の欅の代表曲になるかはわからないけど、2019年を代表するべき曲であることは間違いない。
5.Pretender / Official髭男dism
昨年からマイブームの髭男。
去年出たアルバム「エスカパレード」でこんなに多種多様に出して大丈夫?
なんて思ってたけど全くそんなことはなかった。
一発屋で終わらずトップアーティストの仲間入りはほぼ確ですね。
大人の恋愛を描いた切ない歌詞という評価がいっぱいされてたけど、この曲はとにかくメロディが良い。元の曲のメロディが良いのは言うまでもないけど、髭男お得意のあからさまな歌詞の韻踏みがより良さを引き立ててるんだと思う。
あとこんな複雑で異常なくらいハイトーンな曲をなんなく歌いこなす藤原(ふじはら)さんの歌唱力が全面に押し出されてる。
この曲で興味持った人は昔の曲も聞いてね。「異端なスター」とか「コーヒーとシロップ」とかマジで最高なんで。
6.時代/ teto
ここに書くのは極力MVがあって興味を持ってくれた人がすぐに聞ける曲を選ぼうと思ってるけど、「正義ごっこ」の3曲目に収録されたこの曲があまりにもよかった。
荒々しいながらも切ない的な曲はtetoのお家芸みたいなところはあるけど、実はこういうバラードやミディアムテンポな曲に名曲が多い。
でも、ここまでストレートなtetoのバラードは多分初めてじゃないかな。
「あなたといた事実が真実が何よりも美しい」
tetoが描く別れ、あまりにも理想的な別れ。
ライブでも激しい曲の間にこういう曲を平気でぶち込んでくるからずるい。
7.春/ Cody・Lee(李)
今年に入って見つけたバンドの中で一番のおすすめCody Lee(李)。
アルバムについては多分年末に書くのでとりあえず今回はこの1曲。
分かれた男女の感情を1番は女性ボーカルで2番は男性ボーカルで歌ってる。
こんな経験はっきり言ってないけどなぜか感情移入できてしまうんですよねぇ…
個人的な聴き所は1番のサビは女性メインなのに2番のサビは完全な混声なところ。
男性の感情は2番のBメロで終わってるのに多分こっちのほうが想いは強い(笑)
そういうところを妄想するのも楽しい。
8.レイトショー/ マイアミパーティ
マイアミパーティは歌詞が凄すぎて、正直感想が書けない。
聴いたほうが早い。でも書きたい(笑)。
たぶんこの曲で言いたいことは最後の一言だけなんじゃないかと思うけど、そこに至るまでの微妙な感情(この表現も微妙…)があまりにも的確。
「君の人生最後の日 流れるエンドロールに 僕の名前を探して」こんなこと考えたこともないけどなぜか共感できてしまう。
まあ売れるんだろうけど、歌詞がエモいとか雑な一言で済まさないでほしい。
9.フォーピース/ 2
順風満帆にいってるわけじゃないからこそ歌える、「バンドって最高」な曲。
ライブ中とかのバンドの陽の部分じゃなくて、
機材車での移動中とか、バンドメンバーが失踪みたいな陰の部分がメインなのに、それもマイナスに聞こえない。
実際バンドマンってみんなこんな感じなんだろうなぁ、バンドっていいなぁと思える。
バンドざまみろとマジで真逆なんですよね。
10.悪い場所/ ROKI
ROKIは本当にめっちゃかっこいい。歌詞もめっちゃ良い。
でも音源だけじゃ正直聞き取れない…
でもこの曲は違う。
抽象的過ぎて決して共感できる歌詞ではない、
ノイズが強いながらも切ないギターがこの曲の良さを際立たせてる。
「回れ丸い地球海がこぼれないようにそっとそっとね回れ丸い地球人がいなくなるまで」
こんな歌詞あるか…小説?いや、詩?
ROKIの歌詞についてそれぞれの意見を語るみたいなのやりたいわ。
良くも悪くも久しぶりにCDを買って、歌詞カードを読みながら聞きたいと思えたバンド。
ほかの曲も良いねんから、売れてくれよーーー!
他に良かった曲
破顔/ フジファブリック
まっさら/ KANA-BOON
再生ボタン/ 東京初期衝動
星世界航行曲/ ハルカミライ
優しいあの子/ スピッツ
キンモクセイ/ オレンジスパイニクラブ
ここまでの曲を1つのプレイリストにすると至福の70分が味わえますのでぜひ!